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「高千穂郷」を歩く旅(3)


九州山地から日向灘に注ぐ清流五ヶ瀬川。 ASO4の火砕流が厚く堆積&溶結した凝灰岩を長い年月をかけて浸食し、 ”深い谷と田畑が広がる台地”という独特の景観を創り出しています。 (その代表例が永年の観光地「高千穂峡」です。)

今回はその五ヶ瀬川の支流の1つ、日之影川に沿う径を歩きました。 カワセミやカワガラスが飛び、カジカガエルが鳴く清流です。

日之影キャンプ村から特徴的な石垣が文化的な景観となっている戸川の集落まで、 のんびりと歩きました。

径は昔年の森林軌道跡ですので、ずっと平坦。 渓流沿いで森林浴、といった感じです。 今回同行いただいたお二人には最適な径と雰囲気でした。

途中、渓流に足をつけて休憩していただいたり。

戸川の集落では集落が共同で営む茶屋で、素朴な郷土料理満載のお昼をいただきました。

日之影川を含む五ヶ瀬川水系の河川群の多くは、 2005年(平成17年)の台風(※注)で渓相が大きく変わり、 河床の上昇や棲息する水生生物・魚類の減少などに直面しています。

帰路に立ち寄った日之影の中心集落で出会った婆ちゃん達との会話でも、 そのお話を耳にしました。

人間の尺度とは全く異なる時間スケールで自然は変化したり回復したりしていくものですが、 長い年月をかけて、この水系はどんな自然になっていくのでしょう。 (※)台風14号:高千穂鉄道が甚大な被害を被り、廃線の原因となった台風です。

~「高千穂郷」を歩く旅 (終)~

Discover Walks 亀津


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