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言葉の軽重、ガイドの願い


早春から本格的な春へ向かうこの時季、三寒四温とはまさに「言い得て妙」。 柔らかく暖かい陽光に包まれる日もあれば、身を切るような北風が辛い日もあります。

冬枯れの樹々の冬芽も少しずつ膨らんで、ウグイスはさえずりの練習、がんばっています。

今週末には、大きな震災や未だ五里霧中の事故発生から6年を迎えます。 懸命にこの間を駆け抜けて新たな生活の基盤を築きつつある方々もいらっしゃれば、 まだ時計の針があの時から止まったままの方々もいらっしゃることでしょう。

時の経過とともに、直接の当事者でないとどうしても忘れがちになってしまうことは、 決して非難できるもの・ことではありませんが、最近の世相には、正直、危惧を感じています。

「言葉が軽い、情報も軽い」時代。 「人をはぐらかすような言葉の言い換えや情報がまかり通る」時代。

そんな時代だからこそ、届けたい・届いてほしいメッセージがあります。 そのメッセージは、私たちガイドの口から発せられる言葉ではなく、 歩く道すがら出会う人々の姿や目の前にある光景・自然から、発せられているものです。 ただ、 感じ方・捉え方は各人各様。それで結構です。 何かを感じる心や視点を忘れないでいていただければ…。それだけが、私たちガイドの「願い」です。

                                 Discover Walks 亀津


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