銀の道を歩いて~2日目、銀山柵内にて~

February 2, 2019

銀山柵内(さくのうち)。戦略的な重要資源の供給地として江戸期は幕府直轄だったエリアです。

 

ビジターに常時開放するために整備されている「龍源寺間歩(まぶ)」の他にも、そこかしこに大小の坑口が点在しています。(もちろん、立入禁止です。) ※間歩:採掘等のための坑道のこと

 浅学にして、幕府直轄地=間歩も全て幕府経営、だと勝手に思っていたのですが、大半が個人経営だったとのこと。御直山(おじきやま)と呼ばれた幕府直営はわずか数ヶ所だったそうです。

 間歩の他、数多の石垣や寺社と廃寺跡、野辺の墓標も点在する柵内。長きに渡って、様々な出自や背景をもつ人々が、専門的かつ厳しく危険な仕事を通じて一攫千金を狙った地。その生きざま1つ1つがこの地に刻まれ、今も包み込んでいるような空間。この独特な雰囲気もとても大切な「構成資産の1つ」だと私は思っています。

 鉱夫の遣り繰りや資材購入を取り仕切っていた山組頭(やまぐみがしら)の屋敷。柵内に現存する屋敷では屈指の木造建築とのこと。

 最盛期に比べ銀の産出量は激減していたものの、明治~大正期も銅・銀の産出は続きました。岡山の柵原や秋田の小坂、花岡の各鉱山同様、のちの同和鉱業(現、DOWAホールディングス)が営んでいました。その精錬所跡。ここはわずか一年ほどで操業停止したとのこと。想定の性能を発揮できなかったようです。

 

柵内も谷が開けてくると人家や保育園、小学校が道沿いに現れます。木造校舎がとても良い雰囲気の小学校でした。児童全員(と言っても十人ちょっと。)、ひとりひとりの名前が書かれた可愛い鉢植えが道端に飾ってある光景が、今もとても印象に残っています。

 

 

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