11/19は国東の田染(たしぶ)周辺を歩くツアーに参加しました。田染は宇佐八幡の荘園として六郷満山とともに千年を超える時を刻んできた集落です。かつての荘園集落の姿を現代に残し、周辺の里山とともに現在も機能している貴重な農文化システムとしてGIAHSに認定されています。
今回のツアーは「一般社団法人ONSEN・ガストノロミーツーリズム推進機構」が各地の地元と協働で開催している新たな試みの1つです。(機構メンバーやスポンサーは錚々たる顔ぶれですね。気になる方はWebをチェックしてみて下さい。
https://onsen-gastronomy.com/about/overview/) 今回の現地主催者は、私が一度はお姿を拝見してみたい方&そのスタッフの皆さん達でしたので、とても楽しみにして参加させていただきました。あ、もちろん普通の参加者として。仕事ではありませんよ。 現地主催者は、国東半島をベースに日本各地で英語圏からのゲストを対象にしたGuided Walkのツアーを長年行ってこられた「WALK JAPAN(The Japan Travel Company)」さんです。国東の農村で暮らしながら、従来型観光とは一線を画したアレンジを行っていらっしゃるとともに、地域に根差したご近所付き合いや活動を通して、地域の方々から信頼を得ていらっしゃいます。素晴らしいですね。ビジネスも成功させ、地域の方々からも信頼される。…弊社は足元にも及びません、恥ずかしながら(ただただ苦笑&脱帽)。
【ご参考まで】
◆The Japan Travel Company http://www.japantravelcompany.com/
◆WALK JAPAN https://walkjapan.com/
真冬並みの寒気が入ったため、朝方は霙交じりの時雨模様でしたが、徐々にお天気は回復。吹き抜ける風は強烈に冷たかったのですが、里山を歩くにはなかなか良い条件でした。
真木大堂から穴井戸観音、夕日&朝日観音、古民家カフェ…と田染の里を堪能できるお散歩ハイキング。画像は、初冬の雰囲気の田染小崎の里です。
…次回へ続く
Discover Walks 亀津
※GIAHS : Globally Important Agricultural Heritage Systems
日本語では「世界農業遺産」とちょっとイケてない名称が定着していますが、過去の遺物や遺構ではなく、現在も機能している&保全の努力をしないと早晩消えていきそうな大変貴重な農文化とそのシステムを国連食糧農業機関(FAO)が認定しているもの、です。 「現地の人々の暮らしとともに今も生きている農文化システムを積極的に支援する」というところが、地味ですが、好ましいですね。
