寒中にふさわしい強い寒気に覆われている日本列島です。 (雪好きな私としては「残念ながら」ですが)北部九州の平地に雪はありません。他方、列島各地の多雪地域の皆さまは除雪や車の運転には十分お気を付け下さいませ。 さて、酉年の2017年。 世界的には「開発のための持続可能な観光の国際年」です。国際年は国連総会でテーマと期間(年)が採択されるもの。そのため、この一年間は、このテーマ(持続可能な観光)に関しての多様かつ多くの会合や行動・活動が世界中で行われます。 (参考ウェブサイト:国連世界観光機関より)http://www.tourism4development2017.org/about/
(参考:NPO法人日本エコツーリズムセンターの取組み) http://www.ecotourism-center.jp/article.php/forum170206 日本国内の感覚(私も含め普通の日本人の感覚)では、「あ、そういうイベントやキャンペーンの年なのね。」という程度のイメージになりがちですが、そうではありません。 国際年のテーマに選ばれるということは、 この分野が「重点的に取り組まないといけない課題・問題である」ということを意味しています。 「観光」の存在が、 各国や各地域&世界全体にとって社会的・文化的・経済的・自然環境的に既に非常に大きいものである、ということが前提になっています。 その前提の上で、 現状の観光は「これから先も人間がこの星で暮らしていく=持続可能な開発」の方向性に向ききれていない、その方向を向いた具体的な行動を実施しきれていない、ということを認めている訳です。 それが、喫緊の課題・問題であり、重点的に取り組まないといけない課題・問題だと。 2017年はそんな年でもあります。 社会における仕組み作りや啓発活動といったアクションに精力的かつ真摯に取り組まれる方々のようなイニシアティブは(性格が邪魔をして…たいへん残念ながら)私には取れませんが、 弊社の認識、弊社の目指すもの・取り組んでいることは、まさに国際年と同じです。 いわゆる社会的な影響力はほぼ無い存在の弊社ではありますが、地道に真摯に取り組みを続けていくことはお約束をいたします。 どんなに細くても径は続いています。一歩でも、半歩でも。この径のむこう、を目指して。 Discover Walks 亀津
(画像:2015年修正鬼会 岩戸寺 国東半島/撮影者亀津 )